おまけのあれこれ

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おまけ(御負け)とは、ある商品を購入した時にその商品の価格から値引きしたり、追加で別の物品などをつける行為、または、つけた物品そのものを指すことです。
逆説的に商品に対する付加価値がないセールスとしての行為をおまけと分類することもありますが、販売促進的な要素、あるいは集客を見込んだ付加価値として用いる場合が主流です。
近年、本来の商品よりも価値が上がった「おまけ」も登場しています。

古くは、古代ギリシャ時代には既にこの方法で商売をしていたという記述のあるようです。
おまけの語源は「御負け」の文字通り、店員が客との駆け引きに負けて値を下げる行為を指す言葉でした。
(諸説あります。)

大正時代の縁日で売られていたトコトンアメの口上に「もうひとつおまけ、トコトンアメ」という言葉がありました。上方商人で使われていた言葉が、グリコのキャラメルの知名度で、全国に広がったと分析する研究もあります。

ビックリマンシリーズにが代表例ですが、本来はおまけとして付加されたものが射幸心を煽り爆発的なブームとなって、おまけの収集が目的化したものもあります。

値引きとしてのおまけは、商品を量り売りで売る時、双方が合意した量に少量を追加するケースがあります。これは大安売りをする風習から派生した値引き商法で、ここからおまけの文化が発達したと推測されています。

同様の行為として、物品を購入時に会計後に「サービス券」を渡されたり、スタンプカードにスタンプが押されたり、ポイントカードにポイントが貯まったりする場合があります。
このように、おまけも時代と共に進化しているのです。

主なおまけ販売の歴史

▼富山の薬売
お得意様に、売薬版画(カラーの印刷物)、日用品、紙風船などをサービス。
▼タバコカード
19世紀後半にアメリカで紙巻きたばこの包装の強度を保つために、各種のイラスト
(野球選手、女優、世界の風俗など)が描かれたカードが同封された。
▼グリコのおもちゃ
カキの煮汁に含まれるグリコーゲンからキャラメル製造。
栄養菓子「グリコ」を販売。販売促進のためメンコやおもちゃをおまけでつけ、食品つき玩具として販売し成功する。
▼岡山のカバヤ食品
キャラメルに添付した点数を集め50点になるとハードカバーの児童文学全集から1冊をプレゼントした。

 

▼明治製菓マーブルチョコレート
鉄腕アトムのシールのおまけで大人気になる。

 

▼森永製菓
狼少年ケン

 

▼グリコ
鉄人28号のおまけ
※玩具メーカーに大きな影響を与え、菓子業界が日本のキャラクタービジネスの先駆けとなりました。
▼カルビー製菓
仮面ライダーカードの添付で大人気。
怪人や仮面ライダーのプロマイドで、ラッキーカードを送付するとカードを収納するバインダーが当るというもの。

 

▼プレミアム商品券
自治体が販売価格より高い価値(プレミアム)をつけて商品券を販売しているものだが、おまけの一つと言えるでしょう。

商品におまけをつける場合、そのおまけが販売促進を目的にしたものである場合、その金額や形態などに関して不当景品類及び不当表示防止法に基づき、公正取引委員会による規制を受けます。詳細を調べて添付するようにして下さい。
おまけをどこまでの範囲でおまけと言うのかは諸説・諸解釈があります。

参考文献[編集]
北原照久 『「おまけ」の博物誌』 PHP研究所
『別冊太陽 子供の昭和史 おまけと付録大図鑑』 高橋洋二、平凡社
『少女雑誌ふろくコレクション』 中村圭子、外舘恵子、河出書房
『グリコのオマケ』 金田理恵、筑摩書房
『日本雑誌協会 日本出版協会50年史』 社団法人日本雑誌協会、社団法人日本書籍出版協会
オマケ総研 『オマケ幸福論』 幻冬舎
堤哲哉 『仮面ライダーカード』 日本文芸社