■日本のお正月

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正月(しょうがつ)は、各暦の年初のことです。 文化的には旧年が無事に終わった事と新年を祝う行事とされています。

日本では、1月1日の元日のみを国民の祝日としていますが、実際には少なくとも3日までの三箇日が事実上の祝日と同じ状態となっています。
ちなみに、1700年までロシアでは9月1日が正月で、フランスでも1805年まで9月22日、中国、台湾、韓国、ベトナムなどでは、現在も旧正月の方が重視されています。

1月1日から1月3日までを三が日、1月7日までを松の内、または松七日と呼びこの間を「正月」と言っています。地方によっては1月20日までを正月として、二十日正月・骨正月というところもあります。


お正月は家に歳神様をお迎えし、祝う行事ですが、はっきりとした起源は不明となっています。 仏教伝来の6世紀前からあったようで、その後仏教の影響を受け、一部の上流階級だけでの行事であったようです。
やがて、手軽に物品が手に入るようになった江戸時代には、庶民でも広く行われる様になったそうです。
お正月は日本における最古の行事と言えます。


歳神とは1年の初めにやって来て、その年の作物が豊かに実のり、家族全員が元気で暮らせる約束をしてくれる神様のことです。
正月に「門松(かどまつ)」や「しめ飾り」「鏡餅」を飾ったりするのは、すべて歳神様を歓迎するためのものです。 

私たちの祖先は「全てのモノには命があり、なんらかの意味がある」という「アニミズム」を信仰しており、「作物の生命(いなだま)」と「人間の生命(たま)」は1つのものであると考えていました。そのため、人間が死ぬとその魂はこの世とは別の世界に行き、ある一定の期間が過ぎると個人の区別が無くなり「祖霊」という大きな集団、いわゆる「ご先祖様」になると信じられていました。

この祖霊が春になると「田の神」に、秋が終わると山へ帰って「山の神」に、そして正月には「歳神」になって子孫の繁栄を見守ってくれているのだと言います。(八百萬神信仰など一部表現は異なりますが、意味するところは同様で地方によっても異なる表現・言い伝え等、諸説がありますので、ご留意下さい。)

1年の始めである正月は、「新春」「迎春」といいます。春の始まり、すなわち「立春」とも考えられており、人々は春の訪れで、春がもたらす生命の誕生を心から歓迎しました。
「めでたい(芽出度い)」という言葉は「新しい春を迎え芽が出る」という意味があります。


また新年に言う「明けましておめでとうございます」という言葉は、実は年が明け歳神様を迎えるときに言った祝福の言葉でした。つまり、神様への「感謝」の言葉を人々の間で交わすことで、心から歳神様を迎えたことを皆で喜びあったということなのです。(地方によっても異なる表現・言い伝え等、諸説がありますので、ご留意下さい。)

一年の初め、大事に過ごしたいものですね。

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参考文献
祝祭日の研究―「祝い」を忘れた日本人へ (角川oneテーマ21):産経新聞取材班 (著)
年中行事・儀礼事典 (東京美術選書) :川口 謙二  (著), 池田 政弘  (著), 池田 孝  (著)
子どもに伝えたい年中行事・記念日 :萌文書林編集部